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マンスリーインフォメーション 《第108回》


資金配分と資金管理

 今月のM.I.は投資における重要な位置を占める資金配分と資金管理についてまとめてみたいと思います。投資の期間は、長期投資、中期投資、短期投資と3つに分けますが、それぞれ長所と短所があります。長期投資は買った銘柄が当たれば大きなリターンを得られる反面、毎日ただ相場を眺めているだけなので、相場観が身につきません。また銘柄が外れると大きな評価損となります。逆に短期投資は、トレードの期間が短いので、刺激になり、相場観も身につきます。その反面ロスカットラインが浅いため、損切り貧乏という現象が起きます。では順を追って資金配分、資金管理のテクニックを分析していきましょう。

 まず資金配分ですが、投資資金の3分の1は長期投資用、3分の1は短期トレード用。残りの3分の1は非常時と分けて投資に臨みます。投資資金全部を一つの投資法で運用するのは、長期的観点から見ると、効率が悪いようです。短期投資で相場観が曲がり出すと、打つ手打つ手すべてが曲がる可能性が出てきます。またすべて長期投資にすると、日々の相場に刺激がないので、非常に相場から興味がなくなります。この二つの点から、私が考えた資金配分は投資資金3分の1を長期投資に回します。トヨタ、OLCなど国際優良株の大きく突っ込んだ処を買いに行きます。国際優良株は長期に渡って収益が安定的に伸び、倒産の可能性も少ない事が長所となります。これらの銘柄は数年に1度大きく株価が下がる事があり、そこを狙います。買い出動のタイミングは日足や週足のチャートではなく月足のチャートで確認します。

 次の3分の1は短期投資用に振り向けます。相場に勝つという事は、自分の経済分析能力の正確さと、知識、相場観があったという事です。相場を当てると、気持ちの高揚感など非常に刺激が得られます。特に相場観は日々相場を張っていないと身につきません。短期投資のサクセスの近道は、株価の動きが読める銘柄を見つけ出す事です。3銘柄ほど毎日動きを見て、その銘柄の動きの癖が分かるようになったら短期投資のスタートです。ただ短期投資は損切りラインを決めておかないと、しこった時に動きが取れなくなります。損切りラインは5%だと浅く、損切り貧乏になってしまう可能性が強いので、8~10%程度の深めに設定します。その際の投資資金も、まずファーストアクトで半分、残りの半分は株価が更に下がった時のナンピン用に温存しておきます。株価は予想以上に上昇し、予想以下に下がります。常に資金的に余裕を持たせて、自分の予想より実態は悪くなるという前提で計画を立てます。また熱狂にあっても、むやみに熱狂の嵐に乗らず、冷静になり熱狂の後に来る大幅下落の時に備えておきます。

 最後の3分の1は、数年に1度起きる大きな下落局面の時に出動する資金で、普段は投資心理の余裕を持つために、現金のまま温存しておきます。大きく下がる前に、目一杯株式を買ってしまい、いざ大きく下がった時に手が打てない事が多々あります。その時のために、使いたくなる気持ちと欲望を抑えて、温存しておきます。株式投資で一番大切なのは、この現金の3分の1です。投資の心の余裕を保つために、取っておきましょう。

 最終的に株式投資の成否を決めるのは、その投資家の金運で、金運が乗っていない時は何をやってもダメで、金運がある時は、打つ手打つ手すべてうまく行きます。ただうまく行っている時に、次のサクセスのために、地道に投資技法や資金管理、資金配分を磨いておくことが、株式投資の成功が長続きする秘訣です。普段の生活こそが決定的な差となり、勝負に表れます。