長期投資、財務運用・投資相談・資産運用・コンサルタント

サイトマップ
マンスリーインフォメーション、経営相談・資産運用の金融コンサルタント あゆみマネジメント

Top > マンスリーインフォメーション > 物事の本質

資産運用の金融コンサルタント

 

 

マンスリーインフォメーション 《第110回》


物事の本質

 今月のM.I.は物事の本質の判断の仕方についてまとめてみたいと思います。私の証券マン新人時代、先輩に「建設会社の指標銘柄は鹿島建設だ、三井不動産は分譲、三菱地所は賃貸」と教わりましたが、その他の相場観や銘柄の見つけ方などは、全然教えて頂けませんでした。飛び込み営業でも、その本質は誰にも教えてもらえず、自分の飛び込み営業で試行錯誤を繰り返して、極意に至りました。その新人時代に相場観と飛び込み営業の基本と本質を理論的に教えて頂くチャンスがあれば、もう少し早く実績が挙げられたと思います。相場観も飛び込み営業も十人十色で、それぞれのやり方があり、これだと言うモノは存在しませんが、相場観や飛び込み営業の本質を理論的に具現している先輩に出会えたならば、今の私の立場が変わっていたと思います。FP事務所を開業してすぐに、株式評論家のH先生に弟子にしてくれと、手紙を書きましたが、丁寧に断られました。結局は独学でここまで来たと言う事になります。相場の本の良い処はすぐに取り入れ、ラジオ日経で株式評論家の発言を参考にし、みんなの株式ではプログを読み、自分の運用方法の改善に努めました。株式投資の相場観も飛び込み営業の本質も、最後は何百回と失敗を重ねて、その積み重ねで極意を得るモノですが、このM.I.を読んでくださる読者の方には、できるだけ楽な方法で株式投資のサクセスを掴んで頂きたく、それが今回のテーマです。今回は売られた時についてです。

 まず売られる材料の違いについてです。株価が大きく売られるのは、悪材料によってですが、その悪材料にも、企業業績の悪化と企業業績の伸びの鈍化があります。前者の場合は株価が元に戻るまでは時間が掛かります。後者は企業業績の伸びが市場予想より低い時に売られる場合で、この場合にはいずれ株価は戻ってきます。市場の見直し買いが入り、株価は短期間に底打ちをする可能性が強い材料です。大幅下落の時は両社とも大きく売られますが、ここで冷静になり自分の保有株がなぜ売られているのかを、分析する必要があります。売られるのが一時的なモノか。中期に渡って売られる局面の時かを判断して、売られる材料が一時的な銘柄ならば、下げに我慢して信念を持ってホールドすべきです。中期的に売られる材料ならば、早めの損切りをお勧めします。この場合損切りも、損切りラインが来て、そのたびに切っていると損切り貧乏になり資金の目減りが大きくなります。株価はその時の相場付きにより、すぐ戻る時と大きな下げが続く時の2種類があります。一時的な下げの時は、損切りラインの設定を深めにします。その見極めが相場観の良し悪しになってきます。

 また大きく売られた時は、感情に走らないで、すぐにチャートを確認します。チャートで大底圏内にあるのに、慌てて売却すると、ほとんどの場合安値で売ってしまう事になります。チャートは昨日までの形ですが、今株価がどの辺にあるかを確かめるのには、重要なツールです。また株価が上昇してくると買いたくなりますが、そのような時こそチャートで現在の株価水準を確認します。相場と自分の心にワンクッションを置いて、俯瞰する眼で相場を見れば、負けの確率が減るようになります。株式投資で一番難敵が欲望と感情です。この二つをうまくコントロールする事ができれば、株式投資でサクセスが近づいてきます。また自分の位置を知るには、他人の行動を見て、自分の現在地を知る事が一番です。「曲がり屋に向かえ」が一番です。相場において誰も本当の事は教えてくれません。自分で自分の事実を知るには、他人の行動を知って、そこから自分の今後の方針を決定する事です。

 株式投資に王道はありません。その投資家の独自の方法を創り出すのが、王道です。そのためには、「勇気、決断、覚悟」「違いを見つける判断力」「欲望、感情のコントロール」この3つにつきます。