買った銘柄が下がった時、財務運用・投資相談・資産運用・コンサルタント

サイトマップ
マンスリーインフォメーション、経営相談・資産運用の金融コンサルタント あゆみマネジメント

Top > マンスリーインフォメーション > 買った銘柄が下がった時

資産運用の金融コンサルタント

 

 

マンスリーインフォメーション 《第124回》


買った銘柄が下がった時

 今月のM.I.は「買いの機会は今しかない」と思って買った銘柄が思惑通り上昇せず、下がった時の、論理的検証についてまとめて行きたいと思います。株式投資には上げ下げがつきもので、ほとんどの買いが買ったとたん下がり始め、売却した銘柄が上がり始めます。しかし買って下がった時に、理論的に下げの要因、今後反転する材料などが、判明すれば下がった銘柄をホールドするのに精神的に余裕が出ます。では順を追って説明して行きましょう。

 まず信用倍率の確認です。信用倍率の1.0倍以下は信用買いより売り残が多いので、将来の反対売買、買戻し要因につながる傾向が強いです。売り残が多いので下げ基調ですが、ある日突然大きく上昇し始めると、売り方は慌てて買戻しを始めます。これが踏み上げ相場です。信用倍率と空売り比率を同時にチェックしておくと良いと思われます。ただ信用倍率も空売り比率も売りから入れる銘柄は、1部上場のものが多いので、新興株投資にはあまり効果はありません。あくまでも信用売りができる銘柄が対象となります。

 次にチャートの確認。チャートには昨日までの株価の動きが描かれています。過去の高値からどの程度下がっているのか。またテクニカル分析で私の場合はボリンジャー−3σから−2σなら底値近辺(時々−3σのバンドウオークが起こる事もあり、そこから更に下がる可能性もあります。)と判断し、これにRSIの底値近辺が重なっていれば底打ち間近と見ます。更に日足だけでなく週足、時には月足まで見て、底値近辺であることを確認します。また余裕があればサイコロ、MACD、一目均衡表などにも目を通せば精度が高いテクニカル分析となります。

 そして業績の確認。企業業績は四季報で見られますが、最新の業績ニュースは重要です。大幅増益でも材料出尽くしで売られる事もありますし、黒字転換が材料で大きく買われる時もあります。上昇や下落の原因の材料が分かって来ると、新しい材料が出てどう動くかある程度パターン化して、分かるようになります。企業業績の発表日は株価に注意する事です。決算発表でどう株価が動くか、この方程式を確立できると、相場に勝つ確率が高くなります。

 最後に騰落レシオの確認です。騰落レシオは空売り比率と同じ市場全体の動きなので、すべて動きが個別銘柄と=(イコール)の動きはしませんが、相場全体の方向性がおおよそ分かります。騰落レシオのチェックで注意しなくてはいけないのは、相場には天井近辺から更に上がる事があれば、底値近辺でそこから更に下がる事もあります。つまり相場には行き過ぎが存在すると言う事です。

 買った銘柄が、自分のヨミと反対に下がった時は、これらの指標を確認して今の株価の位置がどの辺にあるかを検証して、自分のヨミが正しい事を確信します。自分の選んだ銘柄に理論的に正しいと判断が下れば、下がっても信念が曲がらず、苦痛なく保有していけます。最後はYKK(勇気、決断、覚悟)です。