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マンスリーインフォメーション 《第13回》


相場から学ぶビジネス学

 今回のマンスリーインフォメーションは相場から学ぶ人間学についてまとめてみたいと思います。相場は生き物で、人間の行動や人生とよく似たところがあります。感性の鋭い方なら、単に投資を行って利益を得ることだけでなく、投資を行うことでそこからビジネスの行動指針のヒントになることを学ぶことができます。

 まず投資の世界で大金を得る投資家は100人に2,3人、そこそこの利益を上げる人が7、8人。後の90人は損をして終わってしまいます。これはビジネスの世界でも同じ。起業して3年後残るのは100人中10人くらい10年続けられるのは2,3人です。結局これは確率と運の基準になってしまいます。この自然淘汰を生き残るには、日々の努力しかありません。いかに他の人と違った考え方、心の表わし方をするか。投資の世界でも買い気配のところに買いに行くと高値つかみになってしまうことが多いようです。買うなら優良株の悪材料が出て売り気配になった時に買いに行く勇気を持つ。これは事業内容の選択の重要なヒントになります。ある事業が人気化して参入する企業が多いような時は、あまり皆が注目していない事業を探し出してそちらに参入するように発想の転換をするようにしましょう。

 次に人に聞いた話は疑ってかかること。投資の世界では事実が誇張されたりして事実が歪曲されて伝わることが多く、自分の目で収集した情報を信じた方が失敗したとしても悔いが残りません。他人の意見は話半分程度に留めあくまでも参考意見程度に聞いておきましょう。これは新聞や雑誌を読んでも同じです。新聞や雑誌もあくまでも記者という媒体を通って活字にされるので、最終的判断は自分の感性で決断する方が良いと思われます。これはビジネスの世界でも人や企業の評価は実際に自分の目で確認した以外は決め付けない方が良いと思われます。知人から寄せられるウマい話は疑ってかかり話を聞いただけで判断しないで、時間を使うことになりますが自分が立ち会うことで決断を下す材料とします。投資の世界で絶対がないように、人間や人間が作った企業も完全なものはありません。

どんな人や企業にも弱点があります。それを忘れて今好調だから永遠にこの好調が続くと思わないことです。また業績を上げている人間をオールマイティと思わないこと。相手は自分と同じ人間です。どこかしら欠点が存在します。投資の時に好材料ばかり出てくればそこがピークなように、あまり出来すぎている人間は警戒したほうが良いと思われます。

 また投資の時には情報収集には思い切ってお金をかけることが大切です。新聞、雑誌などは身銭を切って購入しましょう。自分のお金で買えば読む時に真剣味が増します。身についた判断の仕方、考え方などは一生の財産となります。これはビジネスの世界でも3K1J(交際費、交通費、広告費、人材)は思い切って使いましょう。これらを使うのを渋っていると良質な情報は入ってきません。一番大きく投資するのは人材にです。幸運は人が運んできてくれます。良い情報も人が運んできてくれます。その潤滑油のためにお金が存在します。社員にとって給料は仕事の評価でもあります。お金の使い方を考えて普通の人の考えないような使い方をしましょう。私は目上の方には手書きのハガキ。学生さんには図書カードを良く贈っています。大金を使うことはありません。相手の心に残るようなお金の使い方をすれば効果的です。

 最後に投資の世界もビジネスの世界もトップに立つ人間は孤独に耐えなければならないということです。逆説的に言えば孤独に耐えられないような人間は成功できないと言うことです。他人にもたれかからず自力で生きていこうと努力している人に他人は救いの手を差し伸べることが多いようです。最初から他人をあてにしていると他人は力を貸してくれません。勝って驕らず、負けて腐らず。人間絶好調が続くと自分はこの世で一番偉いとうぬぼれ増長しそこから破綻への道が始まります。投資もビジネスも運の神様に好かれるように日々研鑽しかありません。