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マンスリーインフォメーション 《第132回》


Unbelievable story

 私が携わっていた証券営業は、奇跡と言うか信じられない感動する事が89年末まではよく起こりました。平凡なビジネスシーンの毎日で驚くべき事が起こると1週間くらいその余韻が続き、心が高揚して貯まっていた疲労があっという間に吹き飛ぶ事がありました。90年からバブル崩壊が起こり、日常のビジネスシーンで否定的な事が起こるようになりました。証券レディはお客様からの不満をぶつけられるので、成り手が少なくなり、男性の証券マンも自分の人生に疑問符を持つ人間が多く、証券会社を退職する者が増加しました。私が証券マンを17年続けられてこられたのは、信じられないような胸を揺さぶる出来事がビジネスの世界で数回起きた事によることが大きいと思います。では順を追ってお話ししましょう。

 まずバブル崩壊前の89年12月の事です。88年に証券会社に入社し営業部に配属されて、飛び込み営業で新規顧客に多く契約して頂きました。その自信で新宿支店に配属されて意気揚々と飛び込み営業に当たりましたが、なんと新規顧客がほとんど契約して頂けませんでした。6月と12月はキャンペーンがあり、投資信託をお客様に勧めます。12月中旬まで成績がゼロだった私に新宿支店長から南青山のお客様を引き継がせて頂き、そのお客様が株式を売却したので、受け渡しに南青山まで伺いました。話をしているうちに、そのお客様が「何か良い商品ないの?」と聞かれたので投資信託のチラシを見せて、これなんかどうでしょうと勧めたら、「じゃあ、それをお願いするわ」と言われました。私は一言しか勧めてなかったのですが、初めて投資信託をお客様に買って頂きました。非常に厚い壁と思われていた投資信託が一言で、買って頂いたのは驚きでした。そのお客様とは今も運良くご縁があります。当時の新宿支店長にも非常に感謝しています。

 またバブルが崩壊して、90年頃支店でサンゲツ(8130)を現物沈潜する事になりました。私はスランプのどん底でいくら飛び込み営業をしても新規顧客ができない状態で、当時のサンゲツは3500円前後の株価なので、私のポテンシャルでは不可能に近い命題でした。支店長には厳しく叱責され、もう打つ手がないと思っていた処に、その1か月前に証券レディが退職するので、金融機関のお客様を引き継がせて頂きました。初めのうち、そのお客様はあまり店頭にいらっしゃらなかったのですが、ある日時間が取れ、30分ほど話をしてから、たびたび来店するようになりました。ダメもとである日来店された時に、サンゲツをお勧めしましたら、サンゲツは取引先で良い会社だと言われて、その場で1000株信用で買って頂く事になりました。その時も一言お勧めしただけです。自分でもびっくりしました。あれほど厚かった売買代金350万円の壁を一瞬で破りました。

 ビジネスはいろいろありますが、証券営業は感動が時々ありました。自分の力だけではなく、神様がついていてくれたと思えるような事が何回か起こりました。飛び込みの新規開拓も同じです。喫茶店でサボっている営業マンにはわかりませんが、知らない方をお客様になって頂ける過程は小さな映画そのものです。