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マンスリーインフォメーション 《第133回》


株式分割

 今月のM.I.は株式投資の隠れた投資方法である、株式分割狙いの投資手法をまとめてみたいと思います。株式分割は理論的には株式を分割するので、価値は同じですが、分割した後株価が上昇すると、分割分の大きな利益が出る投資方法です。株式市場の理想では、株価が上昇したら株式分割、下落したら自社株買いを行うのが株主還元のベストな方法と言えます。では株式分割候補の銘柄を見つけ出す方法を順を追って説明していきましょう。

 まずチェックの第一は株価水準です。株価が人気化して高い水準(5000円以上)に長い間滞留して、100株単位でも買う金額が上がってくることが一つ目のチェックポイントです。この時株価水準と共に、発行株式数を確認します。株式分割を行う銘柄は発行株式数が少ない中小型株が多くなっています。これは株式分割を行って発行株式数が増加するので発行株式数が多い大型株は利益が薄まるため、株式分割をあまり行いません。

 次に決算短信をチェックします。株価が長期間高くなると、決算短信に「投資単位の引き下げに関する考え方及び方針等について」というページが添付されます。これには投資単位の引き下げを認識している と言う事と 適時検討する と言う事が書かれています。この告知が出ると、その後株価が高水準で推移していれば、いずれは株式分割を行う可能性が強い事を表します。

 更にその告知が発表されましたら、会社四季報の資本異動の欄をチェックして過去の株式分割の履歴を見るとともに、過去の株式分割の月を確認します。過去に株式分割を行っている企業は行った月を見れば、次に株式分割を行う月がある程度予測がつきます。株式分割を行う月がある程度予想できれば、その月の1か月前程度に安いところを買い出動すれば、資金効率が良くなります。一般に株式分割は決算月に行うことが多いようです。一番可能性が大きいのは本決算月、次に中間決算月と言う事になります。

 また初めて株式分割を行う企業は新興市場の銘柄が多いようです。発行株式数がある程度ないと2部、1部市場に上場できないので、IPOして株価が高水準の銘柄は早い時期に株式分割を行う傾向が強くなってきています。株式分割後の株価の推移は重要で、株式分割後業績が良く、株価が上昇すれば株式分割分が資金を出さなくて得られることになります。株式分割後株価が振るわないと、株式分割しても利益が得られません。株式分割銘柄はその業務内容、利益水準などのチェックが必要となってきます。

 株式分割投資は中長期の投資家に向いている投資方法だと思われます。株式分割はあくまでも企業側の意思で行われるために、「投資単位の引き下げ………」と言うページが添付されても、すぐに株式分割が行われるとは限られません。株式分割予想で決算前に買っても株式分割が発表されない場合は、ホールドとなってしまいます。また株式分割後株価が前の水準まで買われるまで時間もかかります。株式分割予想銘柄は長期戦で、一喜一憂しないでホールドするしかありません。