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マンスリーインフォメーション 《第137回》


テクニカル検証法

 人間は忘れやすい生き物で、株式投資で大きく損失を被っても、時間の経過とともにその痛みも薄れてしまいます。その時一番効果的なのは、その損失の経過、心理状態を丁寧に分析し、ノートに書き写しておく事です。株式投資は「情報の収集→分析→決断→決済→検証」と言う順序で構成されています。これらの各phaseで克明に心理状態、株価の推移を相場ノートに書いておけば、相場観や先行きの読みが格段と上達する事でしょう。その時に、文章で書いていくと面倒くさくなるので、チャートを印刷して、そこにメモを書いていくと、ビジュアル的にわかりやすく、株価の推移も一目で分かるので非常に便利です。では順を追って説明していきましょう。

 まず投資対象の銘柄に買いを入れた日のチャートをプリントします。この場合プリントするチャートは3〜5のテクニカル分析(RSI、ボリンジャー、サイコロ、MACD、一目均衡表など)ごとにプリントします。そこにその時の株価の方向、買った時の心理状態、買った材料、今後の株価のトレンド予想を書き入れます。

 次に買いを入れてから、決済する前2週間程度経過後、買った時のテクニカル分析を確認します。その時に株価がその2週間でどのように動いたかをチェックします。ダマシはあるか、読みと逆のトレンドになっていないかなどを確認します。

 更に決済した時のテクニカル分析を確認します。自分の予想通りに株価が動いたか、上げ下げでも、その動きをサポートした材料は何か。また買った時と同じように売った時の心理状態。これらを各テクニカル分析のプリントを行い、そこに書き込んでいきます。

 最後に一連のトレードの検証を行います。株価が上がる時はこういう材料、下げた時はこういう材料と株価と材料の関連性、法則性を読み取っていきます。読みが当たった時はもちろん外れた時も、なぜ曲がったか、下げた材料は何かを検証していきます。

 テクニカル分析は昨日までの株価の動きなので、明日の動きは神様でも分かりません。ただ株価のトレンド、トレンド転換のタイミングはある程度読む事ができます。90年代半ばまでテクニカル分析はゴールデンチャート社の週足チャート集程度しか存在しませんでした。IT化の進歩でテクニカル分析は多数のテクニカル分析法が手に入れられるようになりました。ネット証券の出現で手数料も低くなり、高度なテクニカル分析も無料で見られる時代になりました。株価と言うのは投資家皆同じ平等な情報で、投資家の差がつくのは、情報分析、相場観、決断力、忍耐です。同じ情報を受け取っても、儲ける投資家と損をする投資家が同時に存在します。

 自分のトレードを徹底的に検証して、自分なりの投資ルールを確立させることが相場に勝つ秘訣です。それには継続しかありません。時には負けた時のトレードを検証することもあります。その時に現実から逃げず、検証を行い、何かを掴む事が相場観を良くさせる実践です。株価は皆平等に知らされる事に気づいてください。