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マンスリーインフォメーション 《第15回》


上達論

 今回のマンスリーインフォメーションは、上達論について私の考えをまとめてみたいと思います。まず押さえておきたいのは、ビジネスや学問、スポーツの上達はなだらかな曲線を描くのではなく、階段状に向上するということです。いくら努力を重ねても目立った進歩は一定の期間現れませんが、ある日突然次元がアップします。壁は徐々に開くのではなく、努力を続けているとある日突然破れます。仏教でいう悟りです。毎日、うんうん唸って悩みながら努力を続けているとある日突然答えが出ます。ひらめきと似たようなものです。言いかえれば、平面的努力を重ねているとある日、立体的に現象が現れます。人間は感情があるので、平面的努力を続けても結果が出ないと辞めてしまうことが多いようです。そこで我慢してさらに努力を続けていると結果が出せるようになります。志を立てると誰でも最初はものすごく頑張りますが、ある日突然嫌気が出てそこで辞めてしまう人と辞めないでさらに努力を続けられる人の違いです。皆、ある期間が過ぎると辞めたくなります。そこで踏ん張れるかが、成功するか成功しないかの分かれ道となります。その違いは、その人の志の深さです。

 では上達するには、どのように努力をしたらよいか。まずは基本の徹底です。基本がある程度身に付いたら次は応用に入りますが、基本と応用の間には深い河があります。基本の技術をいかに応用に対応できるように回路を作るかになってきます。理論はわかっていても実際に言動がついていかないこともあります。基本から応用への対応はいかに心を客観的にさせられるかにあります。できれば感情を取り去ることができるのが一番良いと思われます。対象への冷静な客観的分析が応用力を身につける一番の近道です。よく英語で辞書を使うと良いと教師は言っていましたが、自分の頭の中を辞書にするのが一番良い勉強方法だと思います。まず自分の引出しの容量を増加させ、その容量の引出しからの出し方の方程式を作ることです。ビジネスなら、ある程度の話の内容を考えておき、相手の心理状態を分析して、最高の答えを相手に投げる。資格試験もビジネスも、実戦に勝る体験はありません。資格試験なら、過去問を徹底的に行うのが良いと思われますが、本試験では過去問に出なかった問題が必ず出題されます。そこを応用の技術でカバーできれば、7割方は合格できる可能性が強いです。ビジネスの場合も、お客様と商談中、レアケースが出てきて必ず自分の今まで体験しなかったことに出会います。その克服には数をこなし実際の応酬話法に磨きをかけることの中にしか答えはみつかりません。その自分が今まで出会わなかった体験を乗り越えられた時に、一段階上の次元に上がることができます。その時に必要なのは「勇気、決断、覚悟」です。たとえその時は武運及ばず失敗したとしても、その経験は次につながります。一喜一憂はしない方が良いと思われます。成功する人は皆良いところで一回負けています。その負けが次の成功に結びついています。負け続ける人はいません。人生最後は帳尻が合うように神様が見てくれています。要は負けたとき恨みや愚痴を言ってしまうか、自分の努力が足りないと自覚してさらにそこから努力することができるかの違いです。方向の間違わない努力はいつか成功の彼岸に達します。

 最後に人生の出会いですが、自分の次元が上がると今まで会わなかった人と偶然出会えることがあります。運の良い人は人生の節目節目で、素晴らしい自分の人生に有益な人と出会えます。これは自分の心の中にフックができそれに惹きつけられて偶然出会えます。これは偶然ですがその出会いは必然です。出会う人のレベルがあなたのレベルです。あなたの次元が上がればより素晴らしい人と出会えるでしょう。会いたい人に出会うまで自分を高めることが重要です。日々努力を怠らず平面的努力を継続しているとある日突然立体的に会いたい人と出会えます。素晴らしい人に出会うのも、素晴らしいことに出会えるのも、家に居ては出会える可能性はほとんどありません。家に居てやってくるのはセールスだけです。落ち込んだ時こそ、無理をして街に出るようにしましょう。ドアを開けると会いたい人に出会えるかもしれない。