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マンスリーインフォメーション 《第22回》


心に残る話(サラリーマン編)

 今回のマンスリーインフォメーションは前回の話に引き続きサラリーマンをやっていた頃の思い出です。

 私は20代にいろいろあり回り道をして30歳の時にようやく自分の選んだ職業につけました。それは証券マンでした。年の食った新人だったので、年下の先輩にいろいろ意地悪をされました。しかし幸運だったのは、素晴らしい上司に恵まれたことと、素晴らしいお客様と出会えました。その話を今回も3つほど話したいと思います。

 入社1年目に会社全体の新聞の仕分けを朝7時に出社して半年続けました。自分としてはやりたくなかったのですが、総務の常務からやれと命令されたので、怒りながら新聞の仕分けを朝行いました。証券会社は情報が命なので採っている新聞は非常に膨大でした。特に正月明けの大発会の朝はものすごい新聞の量で、朝6時に出社しました。ところが私の所属する営業部の常務が異動で営業の常務を外れる時に朝の朝礼の時、自分の挨拶もあまりせず、声を振り絞るように「島村君は毎朝6時半に出社して新聞の仕分けをやってくれています」と社内放送で私の事を言ってくれました。本当は7時に出社していたので、6時半は誇張なのですが、非常に嬉しかったです。その常務は後に他社に行きましたが、年2回ほど遊びに行きました。行くと飲み物を御馳走してくれました。残念ながら後年亡くなられました。ご冥福をお祈りします。これは私の駆け出しの頃の思い出です。

 次はお客様のお話です。そのお客様は田中角栄の家の近所に住んでおられ、苦学立身出世で大きな会社を経営していました。初めは投資顧問のお客様で、私は手続きの書類の受け渡しなどを担当していました。会長室へ訪問しても挨拶と要件だけを言い商品を勧めることもなく、3年間が経ちました。ところが投資顧問契約を解除して私が担当になり引き継ぎのために会長室に行くと、「こっちへ来て」と言われサンルーフを開けた会長室に通されました。そこで「君には良くしてくれたから」と言って高級ブランデーをグラスに注いでくれました。私が「仕事中ですので」と断ると「固い事言うな」と言われました。話を聞いてみると、私が書類の受け渡しに来た時に、商品の売り込みをしなかったのが気に入られたようでした。その時に、営業マンはセールスしないのも営業なんだなと思いました。

 最後に銀行員時代の話です。縁あって銀行にわずかの期間在籍していた事がありました。

証券マンあがりでは、銀行員の文化には馴染めずいろいろ職場で軋轢も多数ありました。証券マンは粋で気風のいいのが取り柄ですが、銀行ではその存在自体が目障りになる事が多かったように思います。先輩たちにいろいろ文句を言われました。ただ在職中一日も遅刻や休みを取ったことがなかったのです。退職の時に部長が、「島村さんは入社以来一日も遅刻、休みの日がないから、その分有給を取ってから退職してください」と言ってくれました。部長は私が先輩に文句を言われても何も言わなかったのですが、私の真実は見ていてくれました。有給休暇を約1か月取って退職してその後、思うところあって「あゆみマネジメント」を起業しまして現在に至っています。

 振り返って見ると、私は最後の最後に行くと必ず運が良く、素晴らしい方と巡り逢えます。そこまで行くにはものすごい苦労があるのですが、最終的にはハッピーエンドで終わっています。お客様、上司の方たち、私を鍛えて下さって本当に感謝しています。やはり皆が向上心を持ってお互い豊かになれるように、その生活のお手伝いをするのが「あゆみマネジメント」の存在意義だと思います。感謝、感動この二つがあれば素晴らしい人生が送れると思います。