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マンスリーインフォメーション 《第24回》


心に残る本3冊

 今回のマンスリーインフォメーションは、私の心に残る本3冊を紹介したいと思います。21歳の頃、挫折して図書館の本を毎週1冊読みました。コーナーにある本のほとんどを読み終えた頃、将来の方向性、自分のモノの見方、考え方というのがおぼろげに分かってきました。現在も月2冊は本を読んでいます。その中で印象に残っている本を紹介していこうと思います。

 まず「成り上がり」矢沢永吉さんの口述を糸井重里氏が筆記したものです。20歳の頃出会いました。一般的にはサクセスストーリーですが、私の好きなところは、広島から横浜に出てきた時にボーイの住み込みのアルバイトをして、皆が逃げ出すような仕事だったのに、逃げださず一生懸命働き、アルバイト先の社長に気に入られたところです。ボーイのアルバイト辞めた後、アルバイト先の社長がボーナス用意してあるから取りに来いと書いてあるところは要注意です。同じアルバイトでも一生懸命やっているアルバイトは経営者が見つけてくれてすぐに時給がアップします。これはフリーターも同じです。命懸けのフリーターは迫力が周りに伝わり時給がアップします。もう一つ、ヤマトが解散になって挫折感の中、アルバイトに行った話です。昼休み昼食を食べるお金もなく外に出て時間をつぶし、1週間働いて得た1万円札が、帰りのバス代でバラに崩れた時に、奥さんと悔し涙で泣いたところです。人間が成功するには、その前に壁や悔しさが待っていてそれを乗り越えないと、サクセスは手に入れられないという事が分かります。

 次に大森曹玄先生の「剣と禅」。この本は武道の極意が書いてある本で、私のように体の小さな者、ひいては小資本の者が、体の大きい者や大資本に勝つにはどうすれば良いのか。そのヒントになる事が多数書いてある本です。中でも「猫の妙術」「サトリの話」は非常に興味深く読みました。まず「猫の妙術」ですが強い敵に勝つには技術だけでも、気合いだけでも、和の精神だけでも勝てないという事が書いてあります。私が思うに最終的な勝利は自分の精神の次元を上げる事だと思います。相手よりこちらの精神の次元が高いと、向こうから寄ってきます。「猫の妙術」はネットにも掲載されているので、興味のある方は検索してみてください。次に「サトリの話」。相手の心を読んでしまうサトリという妖怪がキコリの偶然の一撃でダウンしてしまう話です。無心の一撃がいかに効果があるかという事が書いてあります。意識して相手の隙を狙おうと思っていると相手に読まれて、効果がなく、無意識で欲もない行動が相手の心を打つという物語です。無欲千両です。大森曹玄先生のご自宅は中野にあり、外交で偶然通りがかりインターフォン越しに奥様と話ができたのは、幸運でした。

 最後に、「宮本武蔵」吉川英治先生の剣豪小説というより人間宮本武蔵の成長を描いた本だと思います。私が思うに、この本に出てくる宮本武蔵は歴史上の人物ではなく、吉川武蔵だと思います。吉川先生の人生に対しての考え方、信念が宮本武蔵という登場人物に変えて表現しているのだと思います。私は本を読んで、良い語彙があるとノートに書き写しているのですが、この「宮本武蔵」には多数の良い語彙があります。「君のため、世のためなにかおしからむ、すててかいなる いのちなりせば」。「孤剣 たのむはただこの一腰、これに生きよう、これを魂とみて常に磨きどこまで自分を高めうるか やってみよう」。「今日を心の誕生日として おれも生きなおす」。などなど挙げたらきりがありません。

 記憶に残る本はまだまだ多数あります。人生壁にぶつかった時、出会える本は神様からのプレゼントです。時間が空いたら本屋さんに行くことをお勧めします。