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マンスリーインフォメーション 《第33回》


投資とビジネスのアノマリー

 今月のマンスリーインフォメーションは、投資とビジネスのアノマリーについてまとめてみたいと思います。まず「アノマリー」とは常識とは相いれない変則的事実の事です。つまり具体的原因や説明がつかない良く起こる事例の事です。私が考えるには、運命の神様が、それを行った者に与える幸運や失望だと思います。ではこれから述べて行きましょう。

 まず、投資における「アノマリー」の一つ目は、自分の取引の成果を自慢すると、たいていその後、大きい損をしてしまう事が多いようです。自分の取引で大きく儲けた事を自慢する人は、ほとんどの人が、損した事はけっして言いません。株式の取引で100戦100勝の投資家はいません。どこかで必ず損はしています。自分が損をした事は言わないで、儲けた自慢ばかりしていると相場の神様が怒って罰を与える事が多いようです。次に投資で得た利益は、意識して消費に回す投資家は、まわりまわって幸運が自分のところに巡ってくる事が多いようです。これは金運を良くする方法で、自分が得た利益を消費に使う事で売上を得た企業が、何らかの形で社会的弱者を支援する可能性があるという事から、投資家が取引で得た利益を消費に使うと幸運の種となります。もう一つ、投資において愚痴や後悔、営業マンのせいにしていると、やはり損をする事が多いようです。ストレス発散のために愚痴や後悔は一回すれば十分です。投資は自己責任なので、良い営業マンを自分の目でしっかり見極めて取引しなくては、なりません。相場でサクセスする投資家は強い自律心、客観性などが必要になり、感情や欲望のまま取引していると、儲かる可能性は極めて小さくなります。

 次にビジネスの「アノマリー」です。私の友人の事ですが、私が学生時代体を壊し留年した時に、卒業して就職した友人の中で、一人だけ見舞いのはがきを送ってくれた者がいました。友人は20人くらいいたのですが、その者しか連絡はくれませんでした。それから30年たった今、私の学生時代の友人の中で、見舞いのはがきを送ってくれた者が一番出世しています。また私が証券会社に入社した時に、大手証券に2カ月新人研修に参加しました。大手証券の研修が終わって大手証券の新人が支店に配属になった時に、一番最初に私に連絡をしてくれた人がやはり一番出世しています。この事は、一流の人は些細な事にも神経を使っていると思います。報告、連絡、相談ができ思いやりのある人は概して出世しているようです。次にマンションやビルのオーナーの話です。マンションやビルのオーナーでサクセスしている方は、たいてい早朝自分のビルの前だけでなく、通り全体を掃除している方が多いようです。またさらに掃除をしている事を人に話さない事が重要だと思います。善行というのは、人目につかないところで行うと運命の神様が味方をして下さる事をお金持ちの方たちは皆、感覚的に知っています。お金のない人は、心が自分の事で精いっぱいなので、心が荒みますます運が悪くなって行きます。ただお金のない人が身の丈以上のボランティアをすると、心に余裕がないので、周りの人に、自分と同じ事を強要するようになります。ボランティアの強要を強いると、それをした瞬間から地獄に落ちてしまいます。芥川龍之介の「雲の糸」です。幸運の糸がプツンと切れてしまい、なかなか幸運が巡って来なくなります。行き過ぎた正義感は自己崩壊の元となります。

 運とはどういうものなのか。あるようで、ないような。はっきりと形になっているわけでもなく、運をつかむ方程式も人それぞれです。自分の運を掴む方程式を早く見つけ、意識的にそれを実行することしかありません。生きて行く上で、運が良くなるために日々研鑽を続けましょう。