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マンスリーインフォメーション 《第37回》


相場サイクル

 今月号のマンスリーインフォメーションは、株式投資の際に、今相場がどの局面にあるか、それを知ることによって、株式投資を有利に導く相場サイクルについて、まとめてみたいと思います。

 まず株価のトレンドには3つあり、@長期トレンド、これは上昇、下降トレンドが1年以上続き株価が3割以上変化するもので、上昇トレンドを強気相場と言い、下降トレンドを弱気相場と言います。上昇トレンドにおいては、調整局面があっても前の安値を割り込みませんし、下降トレンドでは戻りがあっても、前の高値を超えない動きとなります。チャートで言うと年足、週足と言うところになります。A訂正トレンド、これは上昇、下降トレンドの逆を行く動きのもので、1カ月以上続きます。動く幅は、およそ3分の1、2分の1程度をメドとすることが多いようです。B短期トレンド、これは1カ月以内の動きで、チャートで言うと日足、ごく短期間の動きで、短期投資にはこのトレンドが重要となってきます。またこれらの3つのトレンドにはさらに@第一局面A第二局面B第三局面に分かれます。

 まず強気相場の@第一局面は商いが低調で、悪材料にもすぐ反応し売られます。少し経つと悪材料を織り込み始め、先行する投資家がひそかに打診買いを行い始めます。騰落レシオは80を割り込んでいます。そして少しずつ買い方が優勢になり、上値を上げて行きます。A第二局面、企業業績や景気の回復するニュースが流れ、株価が上がり始めます。投資家も多く参戦するようになってきます。従い出来高も増加し、騰落レシオも上昇し始めます。B第三局面、多数の投資家が参加し始め好材料に大きく反応するようになります。騰落レシオは過熱気味の120以上になり、買いが買いを呼び、信用取引を行う投資家は回転が効いてきます。出来高も飛躍的に増加しますが、一本調子の上昇ではなく、乱高下が激しくなります。先行していた優良株の動きが止まり、仕手株やボロ株が動意づきます。

 次に弱気相場の@第一局面は、PERなどの指標が異常に高くなってきます。これに伴って各テクニカル指標が、超過熱気味になってきます。一部の遅行的投資家が参入し、上値を買っていきますが、思うように株価が伸びなくなってきます。相場には上昇時の余熱が残っているので、持合いの中で、上下動が起こっています。先行型の目先の利く投資家は売り抜け始めます。A第二局面、企業収益や景気の陰りがみられ、ある日を境に株価が大きく下げ始めます。B第三局面、大幅な下落相場がやってきます。企業収益など株価の実態とは関係なく、売られ始め、売りが売りを呼び、多くの投資家が逃げ遅れます。好材料が出ても反発せず、悪材料に敏感に反応する相場付きとなります。

 これらの局面は、米国投資家ジョンテンプルトンの「強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福の中で消えて行く」という言葉に要約されます。冷静で客観的に相場を判断し、今の相場がどの段階にあるのか、これを常に意識して投資を行えば、投資でサクセスする可能性が強いと思います。

 また各局面を判断するには、騰落レシオ25日移動が、一番相場の局面を的確に反映するようです。一般的に騰落レシオがピークを付けた後15日前後で株価はピークを迎える事が多いようです。そして騰落レシオがピークを付けておよそ3ヶ月後に、株価は底値を付ける事が多いと見られます。一番相場観が付くのは、エクセルで枠を作り、日経平均先物引け値、上下幅、騰落レシオの値、注目している株価の引け値、上下幅の5つを手書きで毎日付けていると、投資センスが不思議と付いてきます。エクセルにそのまま数字を打ち込んでも構わないのですが、手書きの方が記憶に残るようです。株式投資に成功するには、できるだけ感情や欲望を排除して客観的に行う事です。水のように透明で澄んだ心で株価に向き合えば、冷静な判断ができるようになると思います。