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マンスリーインフォメーション 《第45回》


投資における常識と非常識

 今月のM.I.は、一般的に言われている投資における常識を考察してみたいと思います。株式投資関係の情報源として、多数の本や雑誌が出版されていますが、これらの本や雑誌に書かれている一般的常識の盲点について、述べて行きます。

 まず、多くの投資本、雑誌、市場関係者は損切りの重要性を述べていますが、この損切り後株価が上昇する事もあると言う事を一言も触れていません。実際、ロスカットルールを作ってそれに従い損切りをしていると、損切り後株価が上昇し、損切りをした事を後悔する事が多々あります。特に思惑が外れ、連続して損切りするのは、精神的に非常に苦痛です。しかし損切りは、投資でサクセスして行くのには、有効な資金活用です。傷は浅い方が良いと思います。傷の浅いうちに損切りをして、次の上昇局面に備えて現金化しておいた方が、資金効率が良くなります。ただ相場は常に投資家の思惑通りにならないので、予想が曲がり出すと、連続して曲がり出します。それでも信念、マイルールに従って傷の浅いうちに損切りを続けていると、再び相場の予想が当たるようになります。その時こそ損切りして現金化しておいた投資家の出番です。非常に安い水準の株価を結果的に買う事になり、大きなリターンになる可能性が大きいと思われます。ただ損切り後は株価が上昇する事もあると言う事を覚悟して損切りするべきだと思います。

 次にテクニカル分析は万能か。これは一言で言うとどんなにお金を使いコンピューターを駆使して分析しても、天気予報同様明日の株価はわかりません。テクニカル分析は昨日までの現実の具現なので、今日何か大きい材料が出れば、昨日までの相場の連続とはなりません。しかしトレンドは6割方読めると思います。複数のテクニカル分析を毎日確認していれば、対象銘柄の癖や方向性などが掴めるようになり、投資に置いて有利に展開出来ると思います。ただテクニカル分析の仕方が問題となって来ます。過熱感が出ているので、もう天井か、それとももうひと山作るか。これは判断に迷います。その時は、外部環境、経済指標を確認する事でおおよその相場の方向性が掴めます。毎月発表される経済指標、株式指標を確認して、それで先行きのシナリオを考えそのシナリオに基づいて、テクニカル分析の方向性を決めて行きます。

 最後に中長期投資。これは中長期投資を謳うと、堅い運用方針のように感じ、投資家の人気を集めますが、日経平均が長期低迷している昨今、投資のスタンスは短期に変わってきていると思います。株価の安い処で拾っても、長期的に企業収益が改善できなければ、株価は動きません。またソニー、東電のように資産株として安定配当の企業でも外部環境、内部要因で、株価が大きく下がり、配当も少なくなる銘柄が出てくるようになりました。特に東電は、東京都が大株主となっている安定企業でも、原発事故と言う予想もしなかった材料が出て、企業の存続さえ危ぶまれる事態になりました。株価が下がっても長期保有していれば、いつかはまた株価が戻ってくるような、投資の常識は今では通用しません。投資の流れは、中長期から短期投資へと変わってきています。この流れを良く自覚して、前に挙げた損切りルールを冷静に行い、資金効率を高めないといけません。長くても1か月から3カ月の期間を見て短期投資と割り切り、ある程度利確できる水準になったら売却するべきだと思います。

 相場を張ると言う事は、自分の経済の分析力と勇気がないとサクセスはやってきません。自分の経済分析力を可能な限り高めて、それでやっと投資にサクセスできます。頭を使い知恵を使う。そしてある程度ヨミ方が確立したならば、それを実行する決断力が必要です。最後に、逆に行っても動じない覚悟が大事となって来ます。今日の努力が明日の栄光を約束します。