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マンスリーインフォメーション 《第53回》


相場における投資心理

 今月のM.I.は、株式投資における投資心理についてまとめて行きたいと、思います。株式市場における株価の形成は、そこに参加する投資家の心理の集約されたもので、株式投資にサクセスするためには、ほとんどの投資家のする同じ心理からの行動の逆を意識して行う事が近道になると、思います。普段冷静な時は、判断も的確ですが、実際に自分のお金が掛かって来ると、冷静な判断ができません。トレードの失敗は、感情と欲望が原因です。今回のM.I.は、実際に投資を行った時に、自分の心理的壁となる事由について、お話させて頂きます。

 まず、含み益を抱えたままの週末。金曜日は月一回の米雇用統計や、海外市場の材料など、日本の株式市場が引けた後、材料が出て、週明けの月曜日、日本市場が大きく変動する事が多々あります。週末含み益を抱えて、決済しなかった投資家の方々は、土曜日、日曜日と、安心ができません。では含み益が出た週末はどうするか。答えは3分の1を利確して実現益を手にしていた方が、精神的にも安全です。残りの3分の2は、3分の1づつ次週から分けて決済します。これは、買う時も同じで、1回に全部の資金を投入するのではなく、3分の1づつ資金を投下します。ほとんどの投資家は、大きく動くと、今しか売買のタイミングはないと、焦り全資金を投入する事が多いようです。しかし、たいてい相場には裏の裏があり、全資金を投入した翌日から、相場は更に下がり続ける事が多いようです。そのリスクを避けるために、3回に分けて資金を投入する事をお勧めします。

 次に寄り付買い気配の時に、買いに行くか?普通大部分の投資家の行動は、寄り付買い気配に乗って行こうとします。ここは全くの逆の発想です。寄り付買い物が多い中を決済売り、利確の注文をあてなければなりません。ほとんどの投資家は、株価が上がってくると、買いたくなり、下がってくると売りたくなります。買うタイミングは前場ではなく、後場大引け間近の売り物に押された時を狙って、買いに行きます。超短期勝負なら、寄り付買い気配に買い注文を当て、寄り付いて更に上昇した時に逃げる事も出来ますが、寄り付高値と言う事が、相場には多いようです。

 そして損切り。これは非常に苦痛を伴うので、ほとんどの投資家はやりたくありません。しかし自分で損切りルールを作って、冷徹にそのルールを実行して行かないと、含み損は膨大になり、買値まで戻るには、非常に多くの時間を要する事になって、時間の無駄、資金の無駄となってしまう事になってしまいます。ただ、損切りのタイミングは、利益がある程度出ている時に、行えば利益と相殺されるので、精神的に楽ですが、利益が出てない時に、損切りを行うと、精神的に非常に厳しいものとなります。3年間の損失繰り越し制度もありますので、利益の出ている時に、損切りを勇気を持って覚悟を決めて行うのが、ベストと思われます。また損切りの割合は、10%以内が一番効率も良く、傷も浅いので割り切って行うべきと思います。ただ実際自分で損切りルールを決めても、ルール通り実行できない事が多く、損切りには強い精神力が必要となります。ただ損切りを早い時点で行うと、逆に行く場合もありますが、そこは数をこなす事以外道はありません。数をこなさないで、損切りを行うと、切った後上昇した事だけが頭に残り、後悔ばかりする事になります。相場観を付ける上でも、売買の数をこなす事がサクセスの近道です。

 相場も人生でのサクセスも、成功する人は、失敗する人のやりたがらない事をします。失敗する人は、皆同じような事をして失敗します。失敗する人の行動を良く研究して、意識してその逆を行うように日頃から訓練する事が大切だと思います。