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マンスリーインフォメーション 《第56回》


相場哲学と人生哲学

 今回のM.I.は、相場における哲学から人生における哲学に関連つけてまとめてみたいと思います。相場はそこに参加する人間の心理の集まりで、人間自体の人生の哲学も人間心理によって構成されているので、相通じる処が多数あります。相場哲学は、昔からある「本間宗久相場三昧伝」「三猿金泉秘録」など伝統的な相場格言集に多く見られます。これらは江戸時代の米相場に関する相場哲学ですが、現代の株式相場にも通用するものが、ほとんどです。なぜなら米相場も株式相場も、同じ人間の心理によって価格が形成されている市場だからです。では順を追って説明していきましょう。

 まず「安く買って、高く売る」これは、相場のサクセスの至言ですが、感情と欲望が邪魔をして、なかなか理論どおりに、売買ができません。株価が上昇してくると買いたくなり、下がりだすと売りたくなるのが、人間の心理です。一方人生哲学も、他人の落ち込んだときに励まし、傍に居てあげる事が、次にその人がサクセスした時に、絆が深くなり掛けた情けが返ってくる事が、多いようです。この場合も人間の落ち目の時は、皆去っていく事が多いようです。政治家と仲良くなりたいなら、当選した時に、寄って行くのではなく、落選した時に、事務所に行って励ませば、生命力のある人間なら、次の選挙で当選する事でしょう。

 次に「万人が総強気となってくると、その極点に相場下落の原理が含まれ、万人が総弱気となった極点に相場上昇の原理が含まれている」これは、相場観の見方ですが、買いが買いを呼び、売り方の踏み上げも加わると、相場は予想以上に上昇します。こうなると、この上昇相場が永遠に続くのではと、投資に慢心が出て来て、総強気になった時に、次の相場の下落がもう始まっていると言う事です。相場に勝つなら、総強気になった時に、その時期を察し、売りの準備を始めなければなりません。総強気の時は、相場は連日大幅に上昇するので、売りから入るのは、勇気が必要ですし、担がれた時も強い信念が必要となって来ます。しかし少数派が成功の種子を頂くのが、相場の定説です。皆が相場に参入してきた時は、相場はもう8合目まで来ている事が多いようです。89年末まで続いたバブル相場は、日経平均が8万円まで行くと言っていた株式関係者もいます。相場に関係している者のほとんどが、この好景気は永遠に続くと思うようになった時がバブル崩壊のスタートでした。バブル崩壊のオーメンは多数ありました。市場関係者もそれに気づいていましたが、ほとんどの人が無視していました。新発のCBが上場初日に額面割れ、店頭に株の経験のない人が詰めかける。研究しないでも株式投資で利益が上がる。など、当時どう見ても?マークの付く現象が起こっていました。人生についても同じです。人間事業に失敗するのは、慢心して手を抜き始めた時に、事業失敗の芽が出始めています。また事業に成功するのは、孤独に耐え苦労していろいろな工夫を必死に考えている時に、新しい成功の芽が出始めています。

 また運良く相場で利益を得たならば、半分は貯蓄に回し、もう半分は意識して消費に回しましょう。投資で得た利益を消費に回す事で、世の中の誰かが潤います。普通の投資家は慈善事業ではないので、全額を消費に回す必要はありません。また消費する事で、出て行った金運が再び上がると思います。人間の投資のサクセス、人生のサクセスは、すべて神様のさじ加減です。金運、人生運をいかに上げるかは、その人の陰の善行を積むことでしか、考えられません。投資や人生で損ばかりをしていると思う方は、自分の生活を再点検してみて下さい。ほんの小さい事に気づいて変えて行けば、今日から人生は変わると思います。「明日から」、ではなく「今日から」始めましょう。