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マンスリーインフォメーション 《第70回》


株式投資における心理的盲点

 今月のM.I.は株式投資を行う方なら、誰でもやってしまう投資における心理的盲点についてまとめてみたいと思います。人間は一般的に100人のうち90人は同じ行動を取りがちです。残りの10人は神様から選ばれた10人で、「コントラリアン」つまり大勢の人の行動とは反対の行動を取る感覚を持っている人です。投資はこの10人の中に入らないとサクセス出来ません。世間で一流と言われる人たちです。スポーツの世界では、その人の運動能力、運動神経が伴っていないとなりませんが、相場の世界は、センスその相場感覚さえ鋭くなれば、誰でも一流になれる可能性があります。

 まずは、ナンピン。ナンピンはその判断が難しく、あまりお勧めできませんが、買った銘柄が下がり出して、買い下がって行くと、更にそこから下がり出します。もうこれ以上ナンピンするのは、嫌だ、ここから更に下がると思って、今までしていたナンピンをパスする処が大抵大底となります。この現象はおおよそ大抵の投資家に起こります。自分の投資の器以下に株価は下がり、器以上に株価は上がります。株価は普通の投資家の予想以上に変化する事が多々あります。逆に、損切りの場合、これ以上評価損が出るのは嫌だと、泣く泣く損切りすると、それを誰かが見ていたように、売った後上昇に転じる事が多いようです。ナンピン、損切りは、その作業を行っても、逆に行く事を覚悟しなければなりません。

 次にチャートの見方です。株価、チャート、統計資料などの情報は、投資家に公平に届けられますが、それを受け取る投資家の感覚によっての判断が、投資に成功するか、失敗するかの分かれ道になります。株式投資においては、感情、欲望を抑え、できるだけ客観的に相場を見なければなりませんが、買い持ちをしている投資家は、チャートを見ても、先ず上昇すると言う前提で、無意識に見がちです。逆に売り持ちをしている投資家は、チャートを無意識に下がると見ながら読んでいます。これは常に意識して中立にチャートを見ないと、希望的観測で、裏目裏目に相場がいく事が多いようです。これはチャートだけでなく、統計情報など精度の高い情報も、自分の都合の良いように解釈すると、判断を間違え、結果が良くない方へ行く事になります。

 最後に、指値です。一番玄人の投資家は、「成り行き」注文で出しますが、ほとんどの投資家は指値を使います。まず売りの指値の出し方は、ほとんどの人が下がる前に高値を意識します。トレンドは下げトレンドに入っているのですが、どうしても前に高値近辺で指値を行う事が多いようです。高値で売り抜けられなかった投資家は、どうして前の高値を意識して高めの指値で出してしまい、結局入らない事が多々あります。逆に買い指値はどうしても前の安値が頭に残っていて、どうしても安めの指値を無意識に出してしまいます。実際は、安値から上昇し始めているので、指値は追いタッチになり結局高い指値で勝ってしまうようになります。これらの場合、まだ株価が動いていない冷静な時に、あらかじめ株価の水準を決めておき、その決めた株価を信念に基づいて出す方法しか改善する事はできません。

 経済や株式市場はその8割は、そこに参加する投資家の心理で動きます。現在ではアルゴ取引と言うPCのプログラム売買で外資系の証券会社は、日本株で取引を行い収益を上げています。竹やりが武器の個人投資家は、アルゴ取引の大波をうまくとらえてトレードしていかなければなりません。そのためには、自分の弱点、盲点の克服。これが重要となってきます。勝者は敗者のしたがらない事を行います。敗者の感覚の逆を意識して行う事が、投資のサクセスへの道だと思います。