信念と君子豹変すA、財務運用・投資相談・資産運用・コンサルタント

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マンスリーインフォメーション 《第74回》


信念と君子豹変すA

 今月のM.I.は、前月に引き続き「信念と君子豹変す」の後半、「君子豹変す」についてお話したいと思います。相場における「君子豹変す」とは言い換えると「見切り1000両」と言う事になります。株式投資を継続していると、いつかは必ず曲がります。自分の予測が相場の逆逆へと行く事が起こります。その時に、再び上昇をするのを待って、ホールドしたままにするか。または「見切り千両、君子豹変して」損切りを行うかの二つに一つしか方法はありません。損切りは、精神的苦痛をもたらし、損失を出したと言うショックが、損金の大きさに比例して、心に突き刺さります。

 直近で説明すると、12年11月15日のアベノミクス相場の始まり。11月15日以前日経平均はボックス相場でした。誰もボックス相場の延長とみていた時に、アベノミクス相場が始まり、東京株式市場は13年5月23日まで、上昇を続けました。この時も、それまでは上は9200円でショート、下は8500円でロングを掛けていた投資判断が、11月15日を境に、押し目買いに投資判断を変えなければ、市場から果実を得られませんでした。12月に入っても、上昇を続けた相場を見て、買いから入る相場観に変えなければならなくなり潮目を見て、強い相場とみたら、すぐにヨミを変えないと、相場の上昇についていけなかったと思います。

 次に13年5月23日。この日は前場年初来高値15942.60円の高値を付け後場急激に売られ−1143.28円で引けました。この時も、12年11月15日から上昇トレンドは続き誰もがこの上昇トレンドは、今後も続くので買いから入っていれば、利益が取れると思っていました。それが一転後場に入り大きく下がり始めました。ポイントはここです。割り切って投資している投資家は、下げの大きさに、見切り千両、処分売りを未練なく行ったと思います。損切りのできない投資家は、評価損を抱え株価が戻るのは、13年12月3日以降となりました。今まで買いから入って成功してきた自分の相場観を変える事は、非常に強い発想の切り替えを必要とします。この相場観の割り切り方こそ「君子豹変す」です。今までの自分の見方を180度変え、方針を変更します。方針を変更した後、相場が逆に行く事もあります。その時こそ「信念」です。自分自身の相場観を信じ、方針を変えたらある程度、覚悟を決めて、情勢を見定めます。そして相場が落ち着いたら、今後の方針を考え新しい相場観を創り上げます。

 相場には、常に裏があり、裏の裏があります。「信念」と「君子豹変す」を上手に使い分け割り切って投資をしていかないと、相場の動きについていけなくなります。時には二重人格になるような、心の柔らかさとしたたかさがあれば、投資の世界でサクセスできます。相場の潮目が変わったかを確認するには、テクニカル指標が良いと思われます。騰落レシオと空売り比率、ボリンジャー、MACDなどの移動平均分析とRSI、ストキャストなどのオシレーター分析を合わせて分析すれば、より精度の高い予測ができます。ある程度実践を行いトレードをこなしていくうちに、自分なりの判断基準が出来上がります。その判断基準を元に投資を行っていく事が大切です。勘と言うのは膨大な経験から生まれる上澄みみたいなものです。実践を行いトレードをこなしていくと、相場観と言うコップに知識と言う水が溜まっていきます。知識のコップから水があふれ出すようになると、知識が知恵に変わり、相場観と言う投資判断の基準ができます。ただこの相場観も、実際にトレードを行っていないと、すぐに失います。また少しでも、欲望や感情が入ると、相場観が濁ってしまいます。相場は非常に難しく、常に相場の神様の前では謙虚にならないと、市場から果実は得られません。一時的には勝てますが、サクセスを続ける事は非常に至難の業です。株式市場は、自己の責任100%ですが、自分の才覚さえあれば、大きなサクセスを経験する事もできます。そのためには、日々の研鑽しかありません。