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マンスリーインフォメーション 《第79回》


投資先企業リサーチ手法

 今月のM.I.は、株式投資をする際において、投資先の企業をどのようにリサーチするか。その事についてまとめて行きたいと思います。投資先の企業を決めるに当たっては、テクニカル、ファンダメンタルなどが考えられます。テクニカルは株価水準、チャートなど。ファンダメンタルは会社四季報、決算公告などを判断材料に投資先を決定します。今はIT化の進歩によって、これらの判断材料の収集は、ネット証券のHPで十分に間に合います。

 私が今回お知らせするのは、直接企業への問い合わせ。株主総会の出席など具体的な行動による分析です。直接企業への問い合わせとは、四季報に載っている企業の電話番号に電話をする事です。電話応対の仕方で、その企業のレベルが簡単にわかってしまいます。逆に言えば電話応対の向上を進めれば、収益は良くなると言う事です。会社四季報に載っている電話番号は、たいてい総務部門で取る事になります。総務、人事部門のレベルがその会社のレベルです。こちらの問い合わせに、丁寧に答えられるか。電話のたらいまわしをしないか、このような事をチェックして電話を掛けます。

 次に株主総会への出席です。これは年度末決算配当権利付き最終日に株主になっていれば、株主総会への参加出席表が、配当落ちの日から1か月半後くらいに、送られてきます。株主総会に出席すれば、業績の好調な企業はお土産まで用意してくれます。株主総会では、社長以下幹部の表情、身のこなし、業績発表の言葉使いなどをチェックします。普段はTV,新聞などでしか見られない、社長はじめ幹部の表情を観察する良いチャンスです。株主の質疑応答のコーナーは質問する株主は、自己顕示欲が強い方が多く、的を得た質問をする人が、少ないようです。チャンスと勇気があれば、質疑応答に挙手して質問をする事も有意義です。ここで注意したいのは会場の整理に回っている若手社員の表情や態度です。若手社員はその企業の30年後の幹部です。その若手社員がおとなしそうな草食系か、根性のありそうな表情をしている者が多いか。これらをチェックすると良いと思います。

 対象企業のリアルの世界は、これでおおまかチェックができます。次に対象企業のHPです。HPは各社頭を使って感じの良いHPにしていますが、HPにお金を掛けない企業にあまり将来性はありません。またHPの更新が多い企業はHPに手を掛けていると言う事になります。また問い合わせのページのわかりやすさ。これは重要です。良い事をたくさん並べても、問い合わせのページに行きにくかったり、小さなページにしていると言うのは、その企業にIRの怠慢です。「神は細部に宿る」です。

 そして企業訪問です。これは勇気と時間がないとできませんが、投資家がその企業の消費者になっていれば、その企業の最終販売チャンネルと接する事ができます。優良企業の見分け方は、1.その社屋の両脇5メートルが綺麗に掃除されている。2.訪問すると挨拶ができる。3.社員一人一人名札を付けている。4.社員同士の言葉使いが丁寧。この4つがクリアされていれば、おそらくその企業はトップの指導方針が良いと言う事になります。とにかく企業はそのトップで決まります。トップの器がその企業の器です。トップ以上の器の社員は退職するか、歩合制になってしまいます。

 最後に、その企業のIRです。ディスクロージャーなどは電子版日経新聞で無料で閲覧できます。決算発表日を調べて当日何時に発表するか、これらは対象企業に電話をすれば教えてもらえます。発表されたディスクロージャーを良く読んで、自分なりの企業分析を行ってみます。ここに書いた事を順に経ていけば、テクニカル分析とはまた違ったファンダメンタル分析に応用できると思います。休日は消費者の目で活動すると良いと思います。