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マンスリーインフォメーション 《第84回》


H.R.(ヒューマンリレーション)

 今回のM.I.は、お金も情報も皆人を介してやって来ると言う事実の基に、私の証券時代のヒューマンリレーションについてまとめてみましょう。人間はただお金だけではなく、人として認められたいと言う欲求があります。成果主義の企業は、そこに残る人間は心の荒んだ人が多いようです。成果主義の企業は手っ取り早く利益は上がるようになりますが、必ず社員の不正などにより、自然淘汰されていく運命にあります。要は社会の役に立たない企業はドンドン衰退していきます。投資を行う人は皆孤独で、あまり他人から褒められたり、認められたりする事は少ないようです。そういう運命の投資家は、儲けたお金を社会の消費アップのために、ドーンと使い社会のお金の巡りを良くすれば、回りまわってその善意が自分の処に返ってきます。

 中野の自動車工場の社長の処に初めて訪問したのは、新宿支店がオープンした89年7月でした。最初は挨拶だけで帰されけんもほろろでしたが、粘りに粘って2年半後投資信託10万円の口座を創って下さいました。口座を開設した日が、会社の忘年会の日で口座を開設して頂いて、支店に帰ると支店長は一足先に会場に向かっていました。忘年会が始まって1時間ほどして、私はトイレに行きました。トイレには誰もいなく、後から支店長が入ってきました。少し経ってから支店長に、「中野の○○社長投信口座10万円開設できました。」と言ったら支店長の動きが一瞬止まり、「詳しい事は明日聴く」と言って別れました。翌日、報告すると支店長は朝の会議の時に、皆の前で「島村が2年半かかって口座を開設した」と発表してもらいました。飛び込み営業の醍醐味はここにあります。まるで知らない方を、こちらから訪問してお客様となって頂き取引をして頂く。飛び込み営業で新規が取れると疲れが吹っ飛びます。おまけに上司に皆の前で発表され、「また次も頑張ろう」と言う気持ちになります。

 もう一つの話は、私が上場企業に口座を開設して頂いた時の事です。商品は現先と言う商品で、大手証券ならば普通に商いをするものでしたが、私が在籍していた証券会社ではほとんど使用しない商品でした。私も現先の事は知っていましたが、実際に折衝を行った事がなく、その上場企業の財務部との折衝は支店長にやって頂きました。その時電話越しに、支店長が相手の企業とレートのやり取りを見て、物凄くカッコ良いなと思いました。上場企業と運良く取引ができるようになった後、専務とゴルフで同じ組になりました、その時に、専務に「○○支店長のおかげで、上場企業と取引ができるようなりました」と報告したら、専務が「○○支店長は島村が一人で口座を創ったと、君と逆の事を言ってたよ」と言われました。その時に人間の誠意は縁があれば、陰で言っても本人に伝わるんだなと思いました。

 最後に取締役会の事です。89年7月に新宿支店赴任して半年鳴かず飛ばずでした。新規口座も取れず腐っていた処に、入社の時にお世話になった元人事部長で当時監査役だった方からハガキが届きました。内容は取締役会で「○○支店長が私の事を褒めている」と言う内容でした。全然成績の上がらなかった私に対して、見捨てず期待をかけて下さっている。これは命懸けで飛び込み営業やるしかないなと発奮しました。その結果が上場企業の口座開設につながりました。

 人は人間関係の中で、人から良い刺激を受け、自分の向上に結び付けるが理想です。できれば自分の人生の師と言える方に出会えれば、幸せな人生だと思います。相場の世界でも、人格、相場観この二つが伴っている先輩に出会えれば、ハッピーな投資生活を送れると思います。