相場格言と相場観、財務運用・投資相談・資産運用・コンサルタント

サイトマップ
マンスリーインフォメーション、経営相談・資産運用の金融コンサルタント あゆみマネジメント

Top > マンスリーインフォメーション > 相場格言と相場観

資産運用の金融コンサルタント

 

 

マンスリーインフォメーション 《第90回》


相場格言と相場観

 今月のM.I.は、私が最近身に染みて本当だなと思う、相場格言と相場観について、まとめてみたいと思います。相場格言は江戸時代の堂島の米市場の時から、また海外から伝わってきたモノが、たくさんあります。その一つ一つが相場で闘ってきた先人の知恵が表されています。相場格言は人生訓にも通じるモノも多数あり、奥が深く短い言葉の中に真実が隠れています。その中で相場を張る時に必要な格言を紹介したいと思います。

 まず「コントラリアン」。他人とは反対の行動を取る人。その他大勢の敗者のやりたがらない事を敢えて勇気を出して行う人が相場の果実を手にする事ができます。つまり大勢の逆の感覚を持った投資家と言う事になります。これには欲望、感情と言った執着を捨てる事が重要になってきます。執着を捨てるとその結果として冷静な相場観が手に入ります。その冷静な相場観に基づいて行った投資は、何倍ものリターンになって返ってきます。この執着を捨てるのは非常に精神力が必要となってきます。ただこの大勢の動きと逆の行動を取るにも、タイミングが重要となってきます。早すぎたり遅すぎると、負けを一手に引き受けてしまう事になります。相場の最終局面、総強気になった時売りを出来るかに掛かってきます。また誰もが投げたくなる大底で買いを入れられるか。これらの行為は非常に勇気を必要とします。これらの行動を取るためには、普段から自分の思考回路を普通の人とは変えておく行動を取っていかないと身につきません。行列に並ばない。人の嫌がる事を行う。などほとんどの人が行う事の逆を敢えて行う事から始めます。普段からほとんどの人の行う事の逆を意識して行っていると、相場観がついてきます。気がつくと天井で売る事や、大底で買う事が出来るようになってきます。そこまでの道は厳しく、何度も間違えると思いますが、長い試行錯誤の結果、相場を極められるようになってきます。ただこの極めは、相場から離れるとすぐに失ってしまいます。常に実践が必要となってきます。

 次に「夏好調が続くとこの状況が永遠に続く事は もはや間違いないと思って、全員が市場に殺到、結局ババを引く」です。この言葉は「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感のなかで消えていく」と言うウオール街の格言の最終局面の事を表したものです。89年末まで、99年までのITバブルなど市場のセンチメントが総強気となった時、大幅調整の足音が静かに聞こえてきます。総強気で買いが買いを呼んで異常な高値を付けた時に、暴落の芽が出現し出すと言う事です。証券会社の店頭に株式投資と縁のなかった人たちが来るようになる。マスコミに株価の上昇が取り上げられるようになる。今までなかった現象が起きるようになると、市場はユーフォリアに包まれて、株式投資に出資する資金の比重が非常に多くなって来るようなり、悪材料が出ても無視して上昇を続けるようなると、大幅調整の局面がすぐそこにまで忍び寄ってきています。大幅調整の局面の初期段階は、下がってもすぐに戻ると思い、ナンピンを掛けます。しかしナンピンを掛けても、株価がそこから更に下がり、ナンピンが効かなくなるようになるといよいよ大幅調整のスタートとなります。その時点で大きく相場を張る事に慣れてしまった投資家の建玉が大きく評価損に変わり、追証がやって来て動きが取れなくなり、泣く泣く建玉を切るようになります。相場の動きはサイクルですから、好調は永遠に続きません。大きな上昇相場もいつか終焉がやって来ます。投資で何をやってもうまく行くようになったら、自制心を働かせ相場を張る金額を少しずつ減らして行く事が大切です。

 株式投資は、リターンの反対側にリスクが存在します。また行き過ぎは是正されます。上がったモノは下がり、下がったモノは上がる時がやってきます。相場が一本調子になって来たら、警戒を忘れずに自重気味に手綱を引き締めるように行える事ができれば、サクセスを掴めると思います。