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マンスリーインフォメーション 《第99回》


長期投資

 今月のM.I.は、株式投資の王道、長期投資についてまとめてみたいと思います。相場が長期に渡って下げ局面の時の投資方法は短期勝負に限りますが、長い期間に渡って安定相場が続く時は、長期投資の方が、大きいリターンを得る事が多いようです。長期投資は安値で運良く買えれば、リターンがある程度取れる非常に確実性の大きい投資です。今回は、その長期投資の心理状態などを分析してみたいと思います。

 まず長期投資の最大のポイントは、買いのタイミングです。これは年2,3回ある、大きな調整局面に買い出動する事が重要です。ただ年2,3回しか買いのタイミングがないので、どうしてもその時まで待ちきれず、早めのタイミングで買ってしまう事が多いようです。この場合、上昇相場の調整局面と、本格的下げ局面の区別の判断が大切となってきます。年2,3回しかトレードが行えないので、どうしても下がるとすぐに買いに行きたくなります。ここで最初の我慢です。チャートを毎日よく読み、そして経済動向の先行きを予想して、今後大きく下げると判断したら、大きく下げきるまで待つ事が重要となってきます。次に大底を確認する作業です。これはテクニカル分析である程度判断がつきます。長い下ヒゲ、大きな陽線、RSIの15%割れ、騰落レシオの70%割れ。これらの指標が出るまでは辛抱強く待ちに徹します。これは自分との闘いです。自分の欲望と感情を抑え、ギリギリまで買いを引き付けます。相場における我慢料は将来の利益と引き換えです。最後に大底を確認したら、勇気を持って買い出動です。江戸時代に書かれた相場指南書「三猿金泉秘録」に、「米大崩れ大変驚くべからず、買うべし」と載っています。皆が売りを出す大底に勇気を持って買いを入れる事は、非常に精神的に厳しいと思います。その時こそ「コントラリアン(人とは反対の行動を取る人)」の真骨頂です。「勝者は敗者のしたがらない事をする。敗者の感覚の逆を意識して行う」事が重要です。これは普段から意識して、自分の行動を変えていかないと、いざと言う時に行動はできません。この大底近辺で買う事は、ド安値で買う必要はありません。下値で出る長い下ヒゲの一番安い処で買えると言う事は向こう3年分の幸運を使う事になります。あくまでも、安値近辺での買いが運の使い方でも、良いと思います。

 安値近辺で買えたら、後は戻るのを待つだけです。相場が安い時、心理的に冷静な頃、戻りをどの辺で売るかを、決定しておきます。この場合、安値で買っているので、利益はほどほどにしておく事が肝心です。あまり欲を出すと、売りそびれる事が出てきます。この売却のタイミングも、テクニカルの分析である程度判断する事ができます。高値で陰線が出て来たり、上ヒゲ、RSIの80%超え、騰落レシオの130%超えなどが出てきたら、売却のタイミングだと思います。

 この長期投資は年2,3回しか投資機会がないので、投資機会が来るまでは、投資対象の銘柄研究に時間を当てるのが良いと思われます。長期投資で一番投資効率が良いのは、国際優良株です。これらの銘柄は、長期に渡って成長が期待でき、安定的な収益構造の企業なので、瞬間的に大きく下がっても、戻りも大きい事が多いようです。後は買値の水準です。これはチャートでどの辺が割安水準か、PERなどの投資基準を併用して決定します。

 長期投資の欠点は、投資機会が少ないために、相場観を忘れがちになる事が多いようです。この欠点を補うために、普段からバーチャルのトレードを行う事が重要です。相場の先読みを、ノートに付けておき、自分の相場観の是正を日々行って行きます。資金的に余裕がある方は、少量のトレードを普段から行う事もお勧めです。