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マンスリーインフォメーション 《第125回》


投資タイミング

 今月のM.I.は株式投資において、買いのタイミングについてまとめてみたいと思います。株式投資の根本は「安く買って、高く売る」ですが、わかっていてもなかなか実行できない事が多いようです。ここではテクニカル分析の各指標を利用して、株価の安値近辺での買い出動のタイミングを検証してみましょう。

 まずPER(株価収益率)です。これは低ければ低いほど割安ですが、あまりにも低い場合、その企業は何か悪材料、欠陥があるという事です。一般的にPER20倍以下の業績の優良な企業は注目です。人気のある銘柄は30倍以上に買われても下がらず、更にPERが上昇する事もあります。PERは株式市場の人気度を測るもので、正確に株価を判断できる材料としては今ではありません。

 PERに代わって台頭してきたのがROE(株主資本利益率)です。これは株価とは関係なく、自己資本に対して純利益がどれくらいあるかと言う数値で、高いほど株主資本を有効に使っているかと言う指標です。ほとんどの株式指標が株価と関係していますが、この指標は株価には関係なく、株主と利益の割合だけで、この指標に営業、財務、投資キャッシュフローを合わせて見ていくと、その企業のお金の流れが分かるようになります。

 次にPBR(株価純資産倍率)。これは解散価値を表している指標で、1倍が解散価値なので、PBR1倍を割り込むと、かなり割安に株価が放置されていると見る事が出来ます。前述のPERとPBRを重ねて検証し、株価の売られ過ぎか、買われ過ぎかを判断する材料となります。PER20倍以下、PBR1倍以下の銘柄なら買い出動しても、ほぼ底値近辺なのでそこから大きく下げる事は少ないと見られます。

 更に重要なのは信用倍率。この指標は見落としがちの指標ですが、売り残が多く、信用倍率が0.5倍から1.5倍前後の銘柄は、将来踏み上げ相場が起こる可能性が強いので、なぜその銘柄の売り残が多いのかを調べる必要があります。長期に渡っての悪材料だと、売り残が多くても踏み上げ相場にならない可能性があり、対して一時的な悪材料、株価が上昇しすぎと見て売り残が多い場合は将来の買戻し、踏み上げ相場になる可能性が強いです。

 テクニカル分析から見るとボリンジャーが重要となってきます。−3σから−2σの株価水準で買いを入れると、底打ちの可能性が強い時が多いようですが、ダマシもあり、−3σのバンドウオーク(更にそこから下がる展開)を始める事もあるので、大きい下げの時は3波動目で買いに行くのが良いと思われます。

 株価を見るには、色々な指標がありますが、5つ程度の指標に絞り込んで、深く株価の研究を行った方が、相場に勝てる確率が高くなります。株式投資の情報は「浅く広く」ではなく「深く狭く」銘柄を検証して行きます。そして自分なりの分析ルールが確立できるようになりましたら、投資の成果は飛躍的に伸びると思われます。株価分析と双璧を成すのが、投資における心理状態の分析です。投資家の意見の一致した価格が現在の株価です。なぜそのような株価になるかを分析していけば、投資を有利に持って行けます。一日も早く自分の投資ルールの確立を創る事です。