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マンスリーインフォメーション 《第116回》


相場の常識を疑う

 今月のM.I.は株式投資において、一般的なセオリーとされるモノを疑い、検証してみる事にします。株式投資で一般的に常識と思われる理論は多数ありますが、すべての投資家が同じ行動を取れば、株価の動きは一方通行になります。道を極めるのは、その世界の常識を疑う事から始めます。では順を追って説明しましょう。

 まずナンピンは辞める。ナンピンはオーソドックスな投資手法ですが、下げトレンドに入った株式を買値から下がっていると言うだけで、ナンピンするとそこから更に下がる事が多く、ほとんどの場合1回のナンピンでは効果がありません。ナンピンを掛けるなら3回に分けて行わないと、効果はなく、また3回に分けてナンピンしても戻るまで、日柄が掛かります。ここは発想を変えて、下がった銘柄の損切りをしたくない場合は、他の動きのある銘柄にナンピンの資金を振り向けます。金運のない投資家は損切りした銘柄が上昇し、乗り換えた銘柄が下がる事もあります。乗換えがうまく行かない時は、今は金運の谷間にいると自分に言い聞かせて、少し相場から離れる事をお勧めします。ここで利益が欲しいからと、更に銘柄を動かすと、更に泥沼にはまります。

 次に順張りを辞める。投資方法は主に順張り、逆張りがありますが、投資顧問や証券マンはすぐに株価が動きやすい上昇途中の銘柄を勧める事が多いようです。順張りにはボリンジャー+2σタッチで下げ出す銘柄と、+2σのバンドウオークを始めそこから更に上昇する銘柄があります。これは逆張りでも同じ事で、−2σタッチで底打ちする銘柄と−2σのバンドウオークで更に下げる銘柄があります。条件的にはどちらも同じですが、私が思うに、株式投資はいかにリスクを減らす事に尽きるかと言う事になると思います。順張りは高値つかみ、逆張りは塩漬けのリスクがトレードに存在しています。

 そして長期投資を辞めて中短期投資。長期投資はその性格上安全な投資方法と一般的には見られますが、間違った銘柄を買って長期保有すると株価は下がったままです。また東芝やシャープのように優良銘柄と見られていたものでも、ある日突然悪材料が出て、株価が大きく下がるだけでなく、上場も危ぶまれる事になる銘柄もあります。また新興株は株式分割など好材料になって業績の好調さと相成って魅力的なものですが、上場した時点が永遠の高値と言う銘柄もあり、長期投資のサクセスはその投資家の大きな金運によるところとなります。大きな金運さえあれば長期投資を行っても、保有銘柄は傷つきませんが、いったん金運を逃すと、長期保有の銘柄で、業績悪化で大幅下落と言う事が続けて起きるようになります。相場が良ければ大きく下がった処を買って行けば半年後には3割程度利益が取れる可能性が大きいと見られます。また相場を見られる時間に余裕のある方は短期勝負と割り切ってトレードを行えば、相場観が研ぎ澄まされて投資に勝つ事が多くなると見られます。一度相場観を身に付ければ、1週間に2度程度のトレードで相場観を保持できると思います。

 最後に指値を辞めて成り行きに注文を変える。ほとんどの投資家は売買の注文を出す時、指し値で出します。成り行きで出すと値が一瞬動くので、指し値の方が安全ですが、トレードの数が多くなって来て、ならしてみると成り行きの方が、トレードで良い結果になっている事が多いようです。投資顧問でも売買は成り行きを勧める処はかなり相場を熟知している処と見て良いと思います。「ギャン理論」と言う相場の経験集にも売買は成り行きで、書いてあります。

 相場のサクセスはその投資家の分析力が8割、残りの2割は金運によるもで、この残りの2割が曲者で、自慢したり、他の投資家に否定的な事を言ったりすると、あっという間に金運は逃げていきます。大金を持つ事を許されるのは、相場の神様が大金を持つ事を許して下さったと言う事で、謙虚にたまたまだと思って今までして来た努力を継続すべきです。強い精神力と継続的努力が金運も招くようなります。