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マンスリーインフォメーション 《第112回》


ボリンジャートレードテクニック編

 今月のM.I.は数あるテクニカル分析の中で、最近私が多用しているボリンジャーによる相場分析について、まとめてみたいと思います。一般にボリンジャーによる分析は−2σで買い、+2σで売却と言うのがセオリーですが、上昇トレンドに入っている相場の時は−2σまで下がりませんし、下落トレンドに入っている相場の時は−2σで止まらない事が多いようです。この辺の違いの判断方法を今回は順を追って説明したいと思います。

 まず相場が上昇トレンドに入っている時の判断ですが、これは移動平均線の方向によっておおよそ判断がつきます。短期中期の移動平均線が上向きならば、上昇トレンドに入っていると見て良いと思われます。これにRSIの方向を確認します。RSIが上昇トレンドに入っているならば、かなり確定的な上昇トレンドです。この場合ボリンジャー日足は下がっても+σまたは標準偏差で止まる事が多いと思われます。−σ−2σまで下がるのを待っていても時間の無駄となります。相場が上昇トレンドの時は順張りの押し目買いです。+2σに日足が乗っているバンドウオークの時は、+σで買いを入れても利益が取れる事がほとんどです。ただいつ相場に悪材料が出て反転するかわかりませんので、上昇トレンドの時は早めの利確を心がけトレードとしては短期取引となります。移動平均、RSIなどのテクニカルはどうしても日足より遅くトレンドを作るので、常にチャートでトレンドの確認の作業が必要となります。この局面では利幅より数をこなして、利益を取る事が重要となってきます。

 次にチャートに長い上ヒゲ、長い陰線が天井付近で出現した時、相場は上昇トレンドに別れを告げ、下落トレンドに入る可能性が強くなります。下落トレンドの時は悪材料が重なって出現し、急激に株価が下がり始めます。ここは「コントラリアン」の出番ですが、どうしても、下げ局面の初動で買ってしまい、更にそこから下がる事が多いようです。また下げ出して−2σにタッチしたのを確認して買っても、2番底と言う事が出現し、最初の−2σでの買いも無駄になる事が多々あります。相場に1番底で反発するか、2番底まで下がるかは、相場の神様しかわかりません。人間の英知では判明不能です。ここでの投資方針は、最初の−2σタッチを勇気を持ってパスする事です。人間には欲があるので、反発する前に安値で買いたいと思い、一手早く初動の下げ局面で買いに行くようになる衝動を抑える事です。下落局面のほとんどの場合−2σタッチで一度反発して、その−2σのバンドウオークが始まります。この−2σのバンドウオークの動きが止まった処で買い出動です。買った後は相場が戻るまで、時間が必要になりますので、中期投資と言う事になります。相場に好材料が揃い、底打ちして上昇トレンドに戻り+σまたは+2σまで上昇するのを待って利確と言う事になります。

 テクニカル分析はあくまでも株価の推移の分析で、そこに株価を動かす材料の出現は予想して分析していないので、日々企業業績、経済状況、経済指標などの材料に注意をして株価を分析する事をお勧めします。また株価の一日の動きも要注意です。前場上昇しますが、引け間際で売られる事が続く事もあります。このような時は処分売りが出ている時でこのまとまった売り注文がこなされないうちは、株価は大きく上昇しません。少し上昇すると、その買い注文に主文売りの注文を当てていくので、なかなか上昇トレンドには入りません。株価の小さな動きの変化に気づき、この動きが先に行くとどう動くかと言う予想を立てます。特に株価は寄付き、引け で大きく動く事が多いので、その時にどう動くかを日々確認しておきましょう。

 株式投資は工夫した者の勝ちです。現在相場の勝利者になっている方たちの意見を取り入れ、自分なりの投資方針を持った者が次の相場の勝利者となります。自分の才覚と工夫を常に意識して、相場に立ち向かいましょう。